PHPでWebサービスを作るために必要なこと

PHPはWebサービスの開発に特化した言語であることから、PHPを学ぶ場合、基本的な文法を理解したらWebサービスを作ってみる人が多い。
その中でも練習で良く作られるのが掲示板だ。PHPはデータベースとの接続が容易にできることから、掲示板のようなデータの出し入れを行うWebサービスはPHPを学ぶのにベストと言えるだろう。

そこでPHPを使って掲示板を作るには、LAMP環境もしくはWAMP・MAMP環境を構築する必要がある。LAMPとはLinux・Apache・MySQL・PHPの頭文字をとった言葉であり、WAMPではLinuxがWindowsに、MAMPではMacに置き換わる。WAMP・MAMPは専用のアプリケーションが用意されており、環境構築がスムーズに終わるが、LAMP環境だとLinuxでセットアップを行う必要があるので難易度が少し上がる。

しかし、Linuxは無償で提供されているOSであり、多くのWebサービスはLAMP環境で作られており、業務でLinuxに触れる機会も多いのでLinuxに慣れるという意味ではLAMP環境で掲示板の開発に取り組むのが良いだろう。ApacheとはWebサーバーアプリケーションであり、これが無いと自分が開発したアプリケーションにIPアドレスを割り振ったり、URLの設定をしたりすることができない。これもエンジニアとして働くにあたって必須のスキルなのでApacheにも慣れよう。
そして、MySQLは無償で利用することができるデータベースであり、SQLと呼ばれるデータベース専用の言語で操作する。近年ではMySQLがMariaDBへ移行しつつあるが、操作はどちらもさほど変わりないので、どちらを利用しても問題ない。